人々の生活になくてはならない存在となったITだが、自身が持つコンピュータの知識と技術を悪用する人物、いわゆるクラッカーの存在が後を絶たない。クラッカーによって会社の機密情報やシステムに登録している個人情報が流出してしまうと、経済的な損害を被ったり社会的信用を失うリスクもある。
こうした事態を避けるためにも、外部からのサイバー攻撃を防ぐ手立てを考えなければならない。この時に活躍するのが「ホワイトハッカー」である。
ホワイトハッカーは企業や国のシステムのセキュリティを守り、大切な情報が流出するのを防ぐ、もしくはサイバー攻撃を受けてしまった場合に迅速にリカバリをとるなどが主な仕事だ。
ホワイトハッカーになるためには、プログラミングなどのエンジニアとしての基礎的な知識はもちろん、ネットワークやセキュリティなど専門性の高い知識も有しておく必要がある。
ITの技術が日々進化するのと同じように、サイバー攻撃の手法もより狡猾なものが生まれてきているため、こうした事態に対応できるように業界のトレンドや動向を押さえておくことも重要だ。（★ホワイトハッカーの目指し方や必要スキルについての参照サイト：http://hero-whitehacker.com）
やることも多く大変なホワイトハッカーの作業だが、自分の手で大切な情報を守っているのだというやりがいはとても大きく感じられる。今の時代、企業や個人の情報というのはとても価値あるものとして扱われており、それらが流出してしまった時の損害は計り知れないものになる。
個人や企業の役に立てるというやりがいを強くもって働きたい人は、ホワイトハッカーを目指すとよいだろう。
